借金が整理できても、今後の生活のメドが立たない


もともと収入が少なく、借金で何とか生活費を捻出してきた人にとっては、債務整理した後に本当に無借金で生活ができるのか不安かもしれません。
まずはこれまでの生活を見直してください。
それでも家計が赤字になってしまう場合は、生活保護を受けるなど公的な支援が必要かもしれません。

生活費の見直し


★家計簿の活用

家計簿は使ったお金の記録だけにとどまっては意味がありません。
必ず月単位・週単位で予算を立て予算内に支出が収まったかどうかを検証するために家計簿をつけます。
予算は食費、光熱費などの費目別に、自分で「前月比5%減」「先週より1,000円少なく」などルールを決めて設定すると良いと思います。
また、予算を下回って出た余剰分は、繰り越すのではなく貯蓄しましょう。

★ライフプランを立てる

多重債務に陥ると、日々の生活と借金の返済に追われ、中・長期的な視野が欠落しやすくなってしまいます。
債務整理をしても、早く借金を無くすことばかりを考え、子供の進学など、将来必要なまとまった出費のことを何も考えずに、無理な月々返済額を設定して、結局破綻してしまう場合も少なくありません。
日々の生活費を家計簿で管理すると同時に、5年・10年単位での出費の予定を計画し、それに向かって貯蓄をすることも重要です。
家族で集まってライフプラン表を作り、長期的視点で家計の計画を立てておきましょう。

YOMIURI ONLINE:ライフプラン シミュレーション

「何十年も先の家計のことなんてわからない」という人は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家のコンサルティングを受けてみても良いかもしれません。
第三者の専門的な視点で家計を診断し、一緒にライフプランを作ることで、思いもよらなかった家計の節約法が見つかることもあります。
コンサルティング費用はかかりますが、家計の大幅な節約ができれば十分もとは取れます。

生活保護の受給


どう切り詰めても収入より生活費の方が多くなってしまう、病気などで働くことができないなど、生活に困窮している場合は生活保護を申請して公的な援助を受けてください。

最低生活費計算ソフト
(国が定めた最低生活費を計算できます。収入がこの金額に満たない人は生活保護受給資格があります)

生活保護の申請は居住している自治体の福祉事務所で行います。
原則として、病気で働けない、仕事を探しているのに見つからないなどの理由で収入が無い人、収入はあっても一定水準に満たない人には生活保護が支給されることになっています。
しかし、福祉事務所によっては「求職の努力が足りない」、「家族から援助を受けろ」などと言って、なかなか生活保護の申請をさせてくれないケースもあるようです。
そのような"門前払い"をされた人たちを救済・支援する団体も数多くありますので、本当に生活に困窮している人は、このような団体に相談をし、生活保護が受けられるように行動してください。
決して、安易にヤミ金業者などから借金をしないでください。

首都圏生活保護支援法律家ネットワーク

NPO法人 自立生活サポートセンター もやい

東京都には多重債務者向け相談窓口があります。
当座の生活資金の貸付や債務整理の相談も同時にできるようなので、東京にお住まいの方は問い合わせてみてください。

東京都:消費生活・多重債務者に関する相談窓口