家族・恋人・会社などに債務整理は知られるか?


「絶対に知られない」ということはありません。
弁護士が積極的に家族に伝えるようなことありませんが、債権者が意図的にバラしてしまうこともないとは言えませんし、裁判所などから書類が送られてくる場合もあります。
また、自己破産や個人再生した場合は「官報」に記載されます。
これは一般の人が閲覧するものではありませんが、公開されているものなので、見ようと思えば誰でも見ることができます。
最近は官報掲載者を狙って、闇金業者が融資を持ちかける事例が増えているようなので、債務整理後に、闇金業者からの電話勧誘やDMなどでバレることもあります。

バレるかどうかは「運」次第かもしれません。
しかし、そもそも債務整理に至るまでには、毎日借金のことで頭をいっぱいにしていたはずです。
そんな様子を身近な家族や恋人が見て、何も気づいていないわけがありません。
自分ではバレていないつもりでも、たいてい感づかれているものです。
家族の気持ちになって考えてみれば、本人の口から告白されるのと、債権者の電話や裁判所の書類などで知ってしまうのとでは、まったく違うと思いませんか?
債務整理はこれまでの誤ったお金を使い方を見直し、借金をしない生活スタイルを身に付けるための「リハビリ」のようなものです。
きちんと立ち直るためには、家族や恋人の叱咤激励は何にも勝る大きな支えになります。
バレる前に、自ら告白し、協力を求める姿勢が「やり直し」の決意をより強固なものにしてくれるはずです。

●借金女王の日記(2001年12月22日/2002年5月18日/2002年10月1日)

債務整理が家族に及ぼす「影響」


自分の債務整理は、家族にどんな「影響」があるのか、という質問が良く寄せられます。
家族が借金の連帯保証人になっていない限りは、家族が債務を引き継ぐ必要はありません。
考えられる「影響」としては、債務整理した本人の信用情報に事故登録がされますので、家族がローンを組む場合に、連帯保証人になってあげられない、ということぐらいです。

「債務整理すると、家族も借金できなくなる」という話は、よく耳にしますが、家族が債務整理した、という理由だけで借金ができないということは、まずないと思います。
借金の審査は、当然、家族の事故情報よりも、借りる本人の収入や借金の状況が重視されます。
その結果、「家族に頼らないと、返済は難しいだろう」と判断された場合は、家族の事故情報が審査に影響を及ぼす可能性もないとは言えません。
しかし、本人の信用状態が良好であれば、家族の信用情報まで審査の対象になることは少ないでしょう。

家族が債務整理をしても、それが赤の他人にまで知られる可能性は非常に低いですし、家族の社会的地位に被害が及ぶこともありません。(もし、家族の債務整理を理由に職を追われるようなことがあれば、それは重大な人権問題です)

家族が受ける最大の迷惑は、ズルズルと借金を引きずって、取立ての電話や訪問の応対をさせられたり、家の中にいつも借金で悩んで沈んだ顔をしている人がいる、ということです。
「家族に心配をかけたくない」と、債務整理を躊躇する人がいますが、家族が心配なのは、債務整理をすることではなく、返済の目処が立たない借金をいつまでも抱え込んで、苦しんでいる姿を見ることなのです。