任意整理


主に弁護士を代理人として各債権者と話し合い、概ね3年間で分割返済していく方法です。
弁護士は、本人の返済能力に合った返済方法を交渉してくれます。

私はこの方法で債務整理をしました。

返済額は、借入当初にさかのぼって、利息制限法に基づいて利息を再計算(「利息が減る?」の項参照)し、残った元金のみとなります。
これを、だいたい3年間で分割返済する方法が一般的です。

計算の結果、すでに返済は終わっており、余分に払っていた分が戻ってくることもあります。(過払い)
最近は、過払い金返還請求のために任意整理を行うような風潮になっていますが、借金をし始めたのが2007年ごろ以降の人は、過払いはほとんど発生しません。

しかし、過払いが発生しなくても任意整理をするメリットは十分あります。
派手な広告に惑わされないようにしてください。

特定の債務だけを任意整理することは可能か?

任意整理は裁判所を通さず、直接債権者と話し合って行う債務整理です。
ですから、理屈の上では借りている会社すべてを整理対象としなくても良いのです。

しかし、そのことにあまり意味はありません。
整理対象にしなかった会社にも、信用情報(「ブラックリスト」の項参照)から債務整理をしたことはわかりますから、整理対象にしなくても、その後の新たな借入れは通常できません。

また、整理対象になった債権者から見れば、整理対象にしなかった債権者がいることは、心情的におもしろくありませんから、和解交渉がスムーズに行かない場合もあります。
住宅ローンなど、特別な事情がない場合は、全社を整理対象にするべきでしょう。

ある程度一定の収入が見込める人は個人再生をおすすめします

作者が債務整理に入った時点では、まだ「個人再生」という整理方法はありませんでしたので、債務整理は破産か任意整理の2者択一でした。
しかし、2001年からあらたに個人再生という制度ができたことで、選択の幅が増えました。
ある程度収入が安定している人は、任意整理よりも個人再生を選択した方が、返済額が少なくなる可能性が高くなります。
不動産など手放したくない大きな資産を持っていたり、住宅ローン支払い中の人にはメリットが大きいので、検討してみてください。